プチヴェールは、ケールと芽キャベツを掛け合わせて誕生した静岡生まれの新しい野菜です。

ビタミンやカルシウム、カロテンなどを多く含み、糖度も11～13と高いため成長期のお子さんや野菜嫌いの方にもおすすめです。

そのプチヴェールの実のなり方は独特で、初めて見ると驚くかもしれません。

畑を見てみると、一面に大きなブロッコリーのようなものがたくさん植えられていました。

近くで見ると茎の部分に花のような実がいくつもなっていて、それを生産者の方々が一つ一つ丁寧にハサミで切って収穫していきます。

8月末頃から植え付けが始まり、12月～2月頃に収穫されるため、台風や豪雨からプチヴェールを守ることや、寒い時期に膝をついて収穫作業をすることにとても苦労されているそう。

美味しいプチヴェールは、緑が濃く葉がきゅっと締まっているもので、切り口が黄色く変色していないものを選ぶと鮮度が良いプチヴェールが食べられます。

茹でてそのまま食べられますが、おすすめなのは天ぷら。半分にして衣をつけて揚げるととっても美味しいそうです。ほかにも胡麻和え、トマト煮もおすすめで、さっと加熱するとより緑が濃くなり、料理の見栄えもよくなります。

畑を見せてくれた生産者の岩﨑さんは、「まだまだ広く認知されてないため、まずは美味しさや栄養価の高さをPRして、たくさんの人に知ってほしい。みんなにどんどん食べてもらいたい。」と話してくれました。

そんな生産者の方々の苦労や努力の詰まったプチヴェールは、産直市やスーパーなどでご購入いただけます。

まだまだどのスーパーにも置いている定番野菜とまではいきませんが、見た目も可愛く、栄養価も糖度も抜群に高いプチヴェール、見かけたらぜひ食べてみてください。